【ブログ】951日使った盃

こんにちは。ホームページ担当の針谷裕美です。
最近うさぎを飼い始めました。初めは慣れない環境で緊張していて
私たちの目の前ではゲージの隅で固まっていたのですがお世話をするうちに少しずつ慣れてきて
手渡しでご飯を食べてくれたり手を近づけるとマッサージして〜っと頭を前に出してくるようになりました。
本当に少しずつですが信頼関係を築いてもっと仲良くできるようになりたいです。

 

さて、私たちの住んでいる山中温泉には「 和酒Bar 縁がわ 」さんという
日本酒専門のお店があります。
店主の下木雄介さんは日本酒と焼酎の幅広い知識と秀逸なテイスティング能力がある「酒匠(さかしょう)」の資格保持者。

お店には下木さんが集めた数々の酒器があり 酒質にあわせて酒器を変え和酒を提供してくれます。
今年の1月に放送されたNHKの番組内で「 和酒Bar 縁がわ 」さんが紹介され
当工房の針谷崇之が蒔絵をした盃も放送で映りました。

▼詳しくはこちらからどうぞ

NHK BSプレミアム「 美の壷 米の恵み 日本酒 」
http://urushiarthariya.com/1821/

その下木さんが3年前に購入した当工房の盃を艶あげしてほしいと持ってこられました。
艶あげとは漆を塗り磨き直すことでまた艶をあげることを言います。

下木さんは盃を使い始めた日をきちんと記録しているようでその話によると

 

・短い期間のもので951日お店で使用した
・1日8回洗っている

 

ということでした。
お店で使用しているので1日に8回洗いますが、
通常ご自宅で使用される場合は1日に1回洗うと考えると約20年使った計算になります。

下の写真は盃を真上から写したものです。
蒔絵を描いてない部分が鈍く光っています。
< Before >

猫蒔絵 栃盃(赤摺)

パンダ出目金蒔絵 栃盃(赤摺)

桜ひらり蒔絵 栃盃(黒摺)

この桜の盃は1000日以上使ったものだそうです。一番摺り漆の艶が引けていますが
どの盃も蒔絵の部分は綺麗にそのままで大事に扱っていただいてたのだなぁと嬉しくなりました。

 

 

漆を塗り艶あげした盃がこちらです。
艶々に光輝いています。

< After >

猫蒔絵 栃盃(赤摺)

パンダ出目金蒔絵 栃盃(赤摺)

桜ひらり蒔絵 栃盃(黒摺)

このように当工房の作品で使っていくうちに艶が引けてしまったということがありましたら艶あげできますので気軽にご相談くださいませ。修復しながら長く使えるというところも漆の強みだと思います。
 

ちなみに今回ご紹介した盃の作品ページはこちらになります。よろしければ新品の時の写真もご覧ください。

▼作品ページ
猫蒔絵 栃盃 (黒摺・赤摺)
パンダ出目金蒔絵 盃 (赤摺)
桜ひらり蒔絵 栃盃 (黒摺・赤摺)

同じ種類の木でも1本1本の漆の吸い込み方が違い色漆の濃淡や艶の上がり方も異なってきます。
天然のものを扱っているからこそですがそれがまた味わい深いです。

 

 

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